森アーツセンターギャラリーって初めて行ったのですが、まず六本木という場所が圧巻というか、どこもかしこも高級感溢れまくりで凄かった…
受付で前売り券を引き換えて、エレベーターに乗ってあっという間に52階に到着。
池袋サンシャインの展望台といい、一気に高層階に行くエレベーターって結構なスピード出てるのに、それを感じさせないのが凄いなぁと思います。

音声ガイド機を受け取り、説明を受けて中へ。
自分の名前を入力し、誰と来たのか？等の簡単なアンケートを記入し終えたら、スタッフさんの指示があるまで待機します。
最初はちょっとアトラクションっぽくて楽しかったです。
私は炎の戦士でした。


最初は1～6の部屋。
一部を除いて、ほぼ全て撮影可って凄いなぁ…
折角なので色々撮ってきました。

展示の前に立つとその作品のBGMと共に音声ガイドが流れるのですが、ヘッドフォンを付けているお陰で自分のペースでゆっくり見て回れるのが良かったです。
ただ、ちょっと電波の受信が難しくて、FF2の前で2の解説を聞いていたら、急に2つ隣りの4の解説に切り替わってしまったり（またすぐ2に戻った）、5の展示の真正面で動かずにガイドを聞いていたのに、これまた隣りの6の解説と交互に切り替わって上手くガイドを受信できなかったり。
比較的空いている時に行ったのですが、それでも結構混線したので、混んでいる時はさらに混線しそうですね…


立体物の展示もありました。
FF7のバスターソード。
アンジールからザックス、ザックスからクラウドへ、受け継がれたこの剣。
初めてFF7を遊んだ当時、初期武器なので新しい武器を買ったら売ろうと思ったら売れず、不思議に思った事を思い出しました。
今思うとたくさんの想いが詰まったこの剣を売るなんてとんでもないですな…！


FF12のジャッジ。
いっぱいいたのにガブラス以外覚えてなくて申し訳ない…
FF12のわくわく感すごく好きなので、HD版も出た事だし久しぶりに再プレイしようかなぁ…
ラバナスタから砂漠のほうを見て、「あ、今日は雨降ってるからあの敵出るな…」とか分かるのが凄く世界が「生きている」感じがして好きです。
イヴァリースが好きで、FFTAとか凄くやり込みました。
うっかり仲間をプリズン送りにしてしまったのも懐かしい思い出です…


7～10の展示のあと、いよいよお待ちかねのFF15の展示です！
展示数は一番多かったと思います。
各キャラのCGイラスト、設定画（ゲームだけでなくアニメ版やKG含む）、幻の結婚式など。

幻の結婚式は絵画のように展示された4人が順番に祝辞を述べるのですが（音声が流れるだけかと思ったら4人とも動いてびっくりした…！）、静かに眠りにつくノクルナへ彼らが送るのは、祝辞でありつつ別れの言葉でもあり、ああ…ED後なんだな…これは結婚式であり、お葬式でもあるのかもしれない、と思ったら何とも言えない気持ちになって、ただただ切なかったです。
プロンプトの親友としての暖かい言葉。
グラディオの兄貴分として、そして盾としての言葉。
もっともノクトの近くに居続けたイグニスの愛情溢れる言葉。
そしてレギスの父としての言葉。
ぜひぜひ、FF15好きな方には一度聞いてほしい内容でした。
15が好きなら、他のナンバリングが分からなくてもこの為だけに行って良いくらい、幻の結婚式とても良かったです。
たくさん頑張って、多くを犠牲にしてきたノクトとルーナ。
どうか幸せになってほしい…


FF15も立体展示物がいくつかあって、これ以外にもリヴァイアサンやタイタン、チョコボなどがありました。


FF15の展示は色々あったのですが、中でも気になったのがこちらのボード。
開発中に描かれたアイデアボードですが、気になるポイントが結構あって、じっくり読むと面白かったです。


荷台に乗って周りを見るのは、戦友の護衛ミッションみたいなイメージでしょうか？
源流、沢のぼり？
気になります…


ニフルハイムの揚陸艇が軍用モンスターの捕獲をする案もあったようで、こういうシーンも見てみたかった…！
実際のゲームでは魔導兵と魔導アーマーのみに変更され、軍用モンスターは登場しませんでしたが（KGだとケルベロスっぽいのがいたり、BHだとマリリスがそれっぽかったですが）、こういう案もあったんだなぁと思うと面白いです。


ニフルハイムによる検問イベント欲しかった！！！
あると言えばありますが、強行突破が多かったので、もっとこう、こっそりやり過ごすって言うのを見てみたかったです。
お尋ね者のルシスの王子様ご一行ということで、検問イベントではクラウド先輩のように女装してやり過ごすノクトを発売前に散々妄想してました。
ノクト絶対女装似合うと思うんですよね…
クラウドがやったならノクトがやっても良い筈だ！見たかった！！（もう検問というかノクトの女装が見たいだけ）


ここに書いてあるレガリアの機能は殆ど実装されていますが、シドニーからの無線は、もしかしてもっと頻繁にシドニーと連絡取り合えたりする予定だったのかな？


水没した道路、というとヴェルサスのPVを思い出します。
夜の世界というのも気になる…
FF15では夜になるとシガイが出てきて危険な世界になる、という感じでしたが、このイメージを見ると「雨の境目」があって、そこを抜けると言葉通り「夜の世界」という場所が別に存在していたのでしょうか。


モンスターの生態系も細かく設定されていますが、寄生とかなかなか怖い事も書かれてますね…！
町2というのも気になります。
実質オープンワールドモードだとレスタルムしか町がないので、もう一つくらいルシス領にあったら良かったなぁ…町は無理でも小さな村とか。


アダマンタイマイの産卵！？
実際のFF15ではアダマンタイマイは数百年に1度蘇る巨大な亀モンスター、という事になっていましたが、初期は普通にその辺をのそのそ歩いていて、産卵して子供を増やすイメージだったのかな？
海に異国の漂着物…というのも面白そうで気になります。
手紙が入った瓶が流れ着いて、そこからクエストが始まったりとかしたら面白そう。


KGが映画館で上映していた時、入場者特典でキャラクター色紙が配られましたが、その絵が一通り展示されていました。
アーデンってあったんですね…
当時アーデンはノーマークだったので、色紙のラインナップに入っていた事を覚えていませんでした…
子ノクト可愛い！欲しい！って意気込んだ記憶はあるのですが、そうか、アーデンいたのか…
このアーデンめちゃくちゃ格好良いので、今だったら絶対色紙GETしに行きます。


一通り展示を見て回り、最後に音声ガイド機に表示されるバーコードを出口の機械に翳すと、自分の名前と、ランダムでFFの名場面が一緒に表示されます。
私はFF7でした。
FF15だったらどんな絵が出たんだろう…？

展示は全てゆっくり見て回って1時間半～2時間くらいかかったかな？
大満足でした！
FF7、10、15辺りの展示が特に力が入っていたので、このナンバリングが好きな方は特にオススメです。
最後のエアリスの教会はあちこち歩き回るとエアリスの声が聞こえてくるのですが、私は3種類しか聞けませんでしたorz
結構じっくり練り歩いたんだけどなぁ…


お土産を色々買い込んで、隣接されたカフェへ。
エーコのげんこついものシチューが食べたかったのですが、あまりお腹が空いていなかったので、ポーションとモーグリのモンブランを注文。
ポーションはこのビン1つでコップ3杯分ありました。
りんご風味？の、ちょっと苦味があるような、不思議な味わいでした。
FF12のポーション（栄養ドリンク風）よりは飲みやすくて美味しい。
DFFのポーション（炭酸ジュース）と比べると薬っぽい。
そんな感じ。

別れの物語展は今月で終わってしまうので、まだの方はぜひぜひ。

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好きなFF15の曲は沢山あるのですが、Magna Insomniaもかなり好きでして…
FF15のラスボス、アーデンと戦う時のBGMですが、「Somnus」（眠り）と「ARDYN」（お馴染みアーデンのテーマ曲）の旋律が混ざっていて、その意味を考えると何度聴いても切なくて辛くて堪りません。
死ぬ事が出来ず2000年もの時を待ち続けたアーデンを、真の王となったノクティスが眠らせてあげる為の戦いっていうのが曲から溢れていて、辛いけど好きな曲の一つです。
アデノクって言うと愛憎鬼畜バイオレンスエロ祭りなイメージで、私もそんな闇アデノクの美味しさに日々萌え悶えているのですが、それとは別に、眠れない幼子（アーデン）をぎゅっと抱き締めて暖かな体温で安心させて、寝かしつけるノクティス（聖母レベルの包容力）のようなイメージも持っていまして…
だからなのか、ノクトがアーデンの頭をぎゅっと抱き込んであやす図が好きだったりします。

「Magna Insomnia」のラストは女性ボーカルによる「Somnus」が入りますが、ああ…やっと終わるんだ…やっと眠ることを許されるんだ…って感じがしつつ、ホッとすると言うより、どこか悲しくて寂しい印象でまた堪りません…
真の王によって、やっと長すぎる生から開放され、眠ることが出来たアーデン。
強いられた役目とは言え、その身をかけて世界を、アーデンを救ったノクティス。
この曲はアデノク戦専用なだけあって、アデノク色が濃く強くギュッと詰まっていて大好きです。
ただ、やっぱり辛いことに変わりは無いので、覚悟してから聴かないとダメージを受けます…

Magna Insomniaってラテン語ですかね…？
翻訳サイトにかけると「素晴らしきインソムニア」になるのですが、あってるのかなこれ…

辛くて切なくて苦しくて、でもそんな彼らが好きで、しかし理不尽な運命には物申したくて。
神々もクリスタルも歴代王もちょっとこっちきて正座しなさい、という気分になりつつも、残酷すぎる運命の巡り合わせに萌えを感じるのも確かで。
アデノクについて考えると思考が堂々巡りを始めるのでキリがないですが、それでもつい考えずにはいられないくらい、2人の王が好きです。