目を覚ますと見知らぬ部屋の、見知らぬベッドに寝かされていた。
…ここはどこだ？
なぜ自分はここにいる？
仲間は？
状況が呑み込めず固まっていると、カチャリとドアが開いて見知った男が入ってきた。
癖のある赤毛に、うさんくさい笑み。
帝国宰相、アーデン・イズニア。

「あぁ、起きたんだね。おはようノクト。よく眠れた？」
「……は？」

なぜこの男が。

「あれ、もしかして覚えてない？昨夜、激しくしすぎたかなぁ」

まだ固まっているノクティスにくすくすと笑うと、男はゆっくりとベッドに歩み寄り腰掛けた。
アーデンの言葉に、嫌な予感がする。
昨夜？覚えてない？

「何が…」
「何って、本当に覚えてないの？俺たち昨日、結婚しただろう？」
「…………」

けっこん。
血痕。
いや違う、結婚。

「…はああ！？」
「昨夜は甘い初夜を過ごしたじゃないか。恥ずかしいからって忘れたフリしてる…訳じゃなさそうだね。大丈夫？」

混乱するノクティスに追い打ちをかけるようにアーデンが詰め寄ってくる。
覚えてないも何も全く身に覚えが無い。
そもそも昨日の記憶が無い。
なぜこんな事になっているのか、混乱を極めるノクティスを見ながら、アーデンは愉快そうに笑っていた。

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…っていう、エイプリルフールのなんちゃって結婚アデノクネタを考えてましたが、最近ゲームし過ぎで全然絵描いてないので無理でした（死）
結婚したのは嘘だけど、アーデン的にはノクトと一生一緒にいたいと思っているので、この嘘は真実として扱われます。
あり得ない事なのに、ピュア過ぎて騙されるノクト。
そして偽りの同棲生活へ…
騙されて一緒に暮らしている内に真実を知るけど、共に過ごす事で情が芽生えてしまい…
仲間たちもちゃんと無事で、その内「ノクトォォオオオオ！！！」ばーん！（ドアを開ける音）って助けに来るし、アーデンとノクト争奪戦するけど、何だかんだで丸く収まってハッピーエンド。
アデノク平和時空。

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【03/31】
＞ノスタルジアさん
アーデンコスのノクトは、確かにイグニスからしたら看過し難いものがありますね…！
呪い（！）で脱げなくなった服を脱ぐには、アーデンに脱がしてもらうしかない…とかだったら萌えます(*´ω｀*)
「あ、アーデン…その、脱がしてほしい…んだけど……」
とか、もじもじしながらおねだりするノクト…！